「NLP」って聞いたことありますか?
NLPとは「Neuro Linguistic Programing」に頭文字を取ったもので日本語で表現すると「神経言語プログラミング」と言います。
なんだかよく分かんないなぁ…
…そうですよね。これだけではよく分かりません。
細かいことについては以下で述べていきますが、このNLPは近年自己啓発や人材育成に有効とされる内容がたっぷり含まれているのです。
筆者のボクもこのNLPは2014年くらいに結構学んだ経歴があります。
だからこそ語れる部分もありますので、この「NLP」について気になっている人は是非一読ください。
NLPとは?もっと分かりやすく解説
上述もしましたが、このNLPとは一体なんなのか?
この部分でクリアにして行きます。
まずはざっくりと箇条書きにてお伝えして行きます。
- アメリカで生まれた
- 1970年代で生まれた
- 紛争地域での心が傷ついた人を癒すために使ったコミュニケーション技法
- 心の治療とされている
- トラウマを癒すことができる
- 人を良い方向へ導いていくためにセミナー用としても開発される
- NLPの技法が世界的に広がっていく
- 人間の脳の仕組みを理解し効果的な対処法を講ずることができる
…と言った事が簡単なNLPの概念です。
元々は紛争地域でメンタルが落ちた人間に対して、心を良い方向へ導いていくためのコミュニケーション技法として使用されたのが始まりです。
トラウマ・ネガティブなど様々なマイナス的な心情が渦巻く中で、人間の脳の仕組みを理解し、どのような言葉の使い方や体の使い方をすれば相手を良い方向へ促していけるかという物を体系化したのがNLPです。
またブラック心理学なんて言葉もあったり、この手法を悪く使おうとする人もいるくらいです。
良かれ悪かれ上手に使う事で、相手を誘導したり、こちらの思い通りにさせてしまうことも可能という訳です。
ただ、本当に使いこなそうとするとかなりの経験や熟練が必要となります。
形だけで学んだ物を実行しても個人的には体感的に何の効果もないと考えています。
効果的にNLPを使うには、それなりの知識と経験が必要なんだな!
上手にNLPの学びを生かせば、販売・契約にも絶大な力を発揮することもあるので注目されているのです。
どうすればNLPを学べるの?価格は?
うん、面白そう!
では実際にNLPを学ぶためにはどうしたら良いのか?解説します。
基本的にNLPは出版されている本で学べます。
もっと安くするならばネットでも勉強できなくもないです。
ただネットの情報量は多いですが、集中的にNLPを学ぶのには適していません。
頭で体で完璧に学んでいきたいという事であればセミナーに通うこともできます。
では一般的にセミナーでNLPを学ぶとすれば、どのくらいの値段がかかるのか解説します。
セミナーは大きな都市(東京・神奈川・大阪など)では定期的に開催されていて、一定の参加者が都度います。
特に日本の首都で開催されている一番名のある企業が開催しているNLPセミナーを例題に見て行きます。
NLPセミナーはいくつかのコースがあり、言うならば初級編・中級編・上級編・トレーナー育成コースといったようにレベルがあります。
価格は入門編が80,000円前後(2日間)します。
それ以外の専門的に学べるコース(10日間前後)はトータル40万円するコースもあり、本気度が無いと申し込みできないレベルです。
試しに学んでみようかなぁ…といった心境の人が通うにはあまりに敷居が高いものとなっています。
ちなみに筆者のボクはこのNLPの学びに70万円ほどかけました。
この効果の程は後ほど語りますね。
NLPを学ぶためのセミナーのメリットは?
実際にNLPを学ぶためにセミナーに通うことを決心したとします。
その中でセミナーで高額を払って学ぶメリットを書いて行きます。
まずNLPを学ぶ上で、ネットや本を主体として学ぶときに得られる成果は以下の通りです。
- コミュニケーションを学べる
- 人の心理を理解しやすくなる
- ライティングが上手くなる
- 人の心を動かす言葉の使い方ができるようになる
というようにNLPを学ぶ上で密接的に関連するのがコミュニケーション能力です。
NLPを学びながらも、コミュニケーションに関する技法やテクニックも幾つか学ぶ事が可能になります。
また、人間心理が理解できれば、人の心を動かすような言葉使いやライティング・プレゼン資料の作成までも可能になってくる事でしょう。
続いて、セミナーに通う事で得られるメリットを書いて行きます。
- 頭と体で学ぶ事ができる
- 同じ学びの仲間ができる
- NLPに関する資格を得る事ができる
といったような3つが個人的にはセミナーに通って得られる事だと考えています。
それぞれ解説して行きます。
頭と体で学ぶ事ができる
セミナーはライブのように目の前で展開される学びの場です。
頭で理解できる内容にプラスして、体で理解できる構造になっています。
NLPのセミナーは実際にエクササイズやトレーニングと題して、相手の心を動かしたり導いたりするためのテクニックや技法をその現場で実演する時間があります。
それにより、人対人で行動を起こす事で得られる効果性を身をもって体感する事が可能なのです。
自分自身の練習相手として常に相手がいる環境はセミナーの最大のメリットの一つでしょう。
実際に頭で理解したものに加えて、体で理解できれば自分自身の納得性も強くなり、私生活での再現性も高くなります。
頭で理解しても行動は上手くできないケースってありますよね。頭も体も理解する構造は学ぶ上で重要なのです。
同じ学びの仲間ができる
セミナーに通えば同じ境遇の仲間ができるでしょう。
もしかしたら、自分と目的が一緒の人がいるかもしれません。
そんな人が仲間になれたら心強いですよね。
実際にセミナーに多く通い、できた仲間も多いです。
実際に今でも会ったりできる人は限られていますが、FacebookなどのSNSでは数多く繋がっている人がいます。
中には大企業の社長、現役のアナウンサー、音楽のプロデューサーなど。
異企業のお偉いさんにも出会う事ができたのは貴重な財産です。
参加者同士のつながりから、仕事の幅が広がったりコラボするような人もいました。
人とのつながりを大切にしたい人、色んな出会いを求めている人には嬉しいメリットです。
NLPに関する資格を得る事ができる
NLPのセミナーに通えば、その団体が発行する資格を得る事ができます。
それにより、自分の名刺に資格名を入れる事ができたり、履歴書に記載することもできます。
ただし、国家資格ではなく民間資格なので注意。
全米NLP協会…なんちゃらかんちゃらとか…かっこいい名称だぜ
実際にセミナーに通った感想や効果は?
筆者であるボクが実際にセミナーに通ってみての感想や効果を嘘偽りなく述べていきます。
これにより高額を支払っても学ぶべきかどうか?を判断してもらうのも良いかもしれません。
セミナー講師には特にオススメ
現役のセミナー講師をしている、将来セミナー講師になりたい、NLPのトレーナーになりたい!
そんな人たちには、この資格を有する事で少なからず効果はあるのでは無いかと思います。
資格を有有する事で、HPや名刺に記載もできますし、個人的にもお客さんから「すごい資格持っていますね!」なんて声をかけられたこともありますので、ちょっとした権威性や箔が自分自身にはつくでしょう。
また登録費用を支払って運営している協会登録のトレーナーになる人もいます。
講師のレベルにより理解度が変わってくる
実際に登壇される講師・トレーナーはこのNLPというものに深い知識を持った方です。
ただし、伝え方が上手かどうかはトレーナーによって大きく変わることもあります。
元々がアメリカで生まれたものということで、アメリカの言葉から日本の言葉への翻訳が入るものです。
これを日本語ネイティブで、日本人にもわかりやすく解説できない人(語彙力)もいるので、その辺の学びの理解度は落ちる可能性もあります。
参加者の姿勢や能力で理解度が変わる
セミナーであれば共に参加される生徒さんがいます。
そしてその中で、上述した通り体で理解するためのエクササイズ・トレーニングがあります。
運営プログラムの中で、体でも学べるように実際に体を動かしながら2人1組などでエクササイズをしたりするのですが、稀に参加意欲の弱い人・コミュニケーション能力が極端に弱い人、意図を理解していない人らと組むこともあります。
同じ高額のセミナー費用を払っているのに、体を動かしてしっかり理解できないケースもあったりするのです。
こればかりは「運」的な要素も含まれるので微妙なところです。
エクササイズは何回もあるので、いろんな人とペアを組むように促される関係上コチラもあまり人を選べません。
これがセミナーの良いところでもあり、悪い点でもあると思います。
参加者同士の出会いの質は優れている
NLPに関連するセミナーの参加費用は高めに設定されています。
それは体系的に学ぶために必要な情報量が多く、10日前後の日程が必要となるためです。
1コース学ぶのに40万円前後するコースがあることで、基本的に金銭的に余裕があり向上意欲がある人が参加します。
冷やかしのような参加者はいません。
よって参加者の質は良い方かと感じました。
中にはちょっとした有名人や、大企業の社長などもいてその出会いは新鮮です。
中には参加者の社長が、出会った参加者を自社に入社させる出会いもあったりしたようです。
もしかしたら参加したときの相手との出会いが後の人生を変える可能性もありますよね。
費用対効果は少し悪い
個人的な感覚としては70万円前後の費用を支払って、NLPを学んだことによる費用対効果はあまり良くなかったと考えています。
こればっかりは人によるところで、NLPに対する自分自身の本気度もあまり強くなかったことも関連しています。
個人的に学んだ団体は、体系的には学ぶ事が多かったのですが実践的ではなかった点がネガティブ要素。
コミュニケーション能力・心理学にも繋がるところが多く、学びとしては面白いです。
学ぶ団体にもよりますが、セミナーに参加する恩恵の一つは実践的な学びを得られることだと思うので、これが不足していれば本を買って学ぶのとはそう変わらないものだと考えています。
ですので、体系的に学びたい・構造を理解したいという人であれば「本」の学びで事足りると思います。
セミナーに参加する際は講師の教え方を気にしよう
実際にNLPセミナーに参加しようと考えている人は、その運営している団体の教え方を知ることをオススメします。
世の中にはあらゆる体験談や、感想を記載しているサイトやSNSがあります。
自分の通おうとしている運営団体が、どのような教え方をしているのか?に着目し、より実践的である団体を選んだ方が良いと考えます。
基本的な学びは本でも出来るからな!
自分の目的と、セミナーの運営の仕方の需要と供給のバランスが一致したら参加されるのが良いでしょう。
特に資格の名称などに大きなこだわりがない限りは、企業の大小は気にする必要なないかと思います。
個人で運営しているNLPセミナーでも、大企業を凌ぐほどの優れた実力を持つ人も居たりしますから。